中学生の時に夢中で書いたノートの落書きが原点
超絶精密なジオラマ作品や、コマ撮りアニメーションで世界的な評価を受けているMOZUさんの著書第二弾。中学生の頃から制作を続けているトリックラクガキを1冊にまとめた本。ただノートに描かれただけの絵が、MOZUさんの手にかかれば立体的にみえたり、浮かんでみえたり、凹んでみえたりするから不思議。中学の時に描いたノートの三角定規を、先生が本物と間違えたのがだまし絵にハマるキッカケだったとか。
だまし絵を本気で楽しむために廃校というシチュエーションを選択
MOZUさんが学生時代に考えた作品が原点であることから、今回の撮影の一部を廃校で行いました。ある程度の角度を探れば作品が立体的にみえてきますが、実は完璧にだまし絵としてみえるポイントは1点のみだとMOZUさんはいいます。その正解をカメラの中におさめるのが今回1番苦労したところですが、MOZUさんのこだわりをよく知るカメラマンのおかげでとても素晴らしいアート集になりました。
学生の時の成功体験があり、だまし絵の素材は身近なものから
MOZUさんが中学生の時から描きためていただまし絵以外にも、今回本を出版するにあたり新作もいくつか追加で描いてもらっていました。現在、MOZUさんは20歳ですが、「トリックラクガキ」というタイトルにもあるように、新作も子どもでも描けるような身近な素材で描いてくれています。出版後、紀伊国屋新宿店ではMOZUさんの特別ブースがつくられ、子どもから大人まで多くの方が訪れました。
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choudo
上原玲子と木庭將が設立した編集ユニット。文房具や雑貨など、暮らしに寄り添うアイテムをテーマにした書籍を多く制作し、全国のものづくりの作家とユーザーをつなぐECサイトも運営。最近では文房具イベントやアイテムのプロデュースも手掛けている。
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